管理できる物の量
70代後半の私の書道の先生が言った言葉。
「突然やる気がなくなった」
「もう新しい物は買わない」
→片付けられない。
体も思うように動かなくなってきて、精神的にやる気がなくなっちゃったと。
綺麗好きで、教室には季節の飾りや花が綺麗に並んでいるのに。
どちらかというと、ジッとしていられないタイプの先生です。
でも、歳を重ねるとそうなってしまうんだとほんの少しショックでした。
歳を取ってからでは家を片付けるのは大変。
確かにここ数年聞くようになりました。
実家の片付けの記事も多くなりましたよね。
他人事ではないなと思いました。
実家、ではなく自分にです。
我が家は所謂、狭小住宅です。
引っ越しも結婚してから7回はしており、その度に処分する物も多数。
それなのに、増えちゃいます。
物が。
そして、私は整理整頓が苦手です。
掃除は常識の範囲内です。
ピカピカにするもいうより「生活をするために」するもの。
物を何処にしまったかわからなくなるタイプ。
物に住所を決めても守れない。
何度、片付けのhow to本やブログを読み漁ったことか。
そんな私でも、先生の言葉は響きました。
どんな片付け本よりも。
その日から、少しずつではありますが
「私が管理できる物の量で暮らす」
というのを考えて買い物をするようになりました。
「常に自分にとっての1軍のアイテム」で生活する。
キッチン用品は値段ではなくお気に入りアイテムばかりです。
そう、キッチン用品に至ってはここ10年は100均で間に合わせのアイテムを買っていません。
劣化で買い替えはあるものの、長く使っている物ばかり。
まさにキッチンは1軍。
上の写真は無印良品。
1軍といっても値段が高いというわけでなく、使いやすさとデザインです。
40代に入り、これまでの失敗から「自分の好きな物」がわかるようになりました。
もちろん、年齢と共に変化はあります。
その度にアップデートする必要がありますが、若い頃ほど大きくない。
キッチンだけでなく、服や小物類もその意識を持てば自然に物が減るのではないか。
何年かかるかわかりませんが、家の中の物が「管理できる量」になるように。
日頃から意識しています。
ちなみに、これは自分だけ笑
夫はインテリア大好きなので放置。
子供はまだまだ買い物で失敗をすべき。
「安物買いの銭失い」は身をもって経験しないとね。という事で放置です。